学祭探偵ゲーム
「実はなんかおなかが痛くて」
「私は彼の付き添いです」
「へぇ...おなか痛いのいつから?」
「えっと...今日学校ついた当たりからです」
「ふーん」
陵先生はさらさらと紙に何かを書き出す
それにしても...暁月君すごい
陵先生に何を聞かれても平然と答えてるおなか痛いっていうの嘘のはずなのに...
さすが演劇部志望あっもう入部決まったのか...
「おいそこのかわい子ちゃん」
はい、かわい子ちゃんですなんでしょう
「もう帰っていいぞーこいつは俺に任せな...それともここに残って俺とお茶でもしたいの?」
「あっ帰りまーす(真顔)」
ガラガラ
保健室でお茶ってどういう神経してんの
病人が来るとこでしょ!!ついさっき仮病のやつ見送ったけど...
さてと私は教室に戻らなきゃ...
「...なにしてんの?」
「ひっ」
急に後ろから声が って川上くん!!
「友達がおなか痛いって言ってたから見送ってきたんだよ!!」
「...友達ってさっきの暁月だったよな、仲いいの?」
「あっうんまぁ...」
今日はいつもに増してしゃべりますね...
金曜日なんて姿こそ見たけど一言も言葉を発してなかったよね
「川上君こそこんなところで何してるの?」
「...爆弾が隠されてる場所の目星がついた」