あたしは、悪魔と契約しました。
その視線は、決して良い視線ではない。


この視線を知っているからこそ、あたしもわかる。


今のあたしは、凄く、、、場違いだ。


「誰?」


部屋の中に居た女が、口を開く。


「香織(かおり)には、関係ねぇ」


その哲也の言葉に、女は、、、


香織は、凄く傷ついた顔をした。


そして、よくわからないが、、、


敵意を含んだ瞳で、あたしのことを見てくる。


「哲也。そんな言い方するな」

「樹(いつき)。お前なら、わかってんだろ」


哲也は、樹に有無を言わせないような言葉を投げつける。


部屋の中には、重くなった空気が漂った。

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