みすみの花が開くとき
紅茶で乾杯。


どのカップにも、真心は込めたつもりだけど、大丈夫かな?

もちろん、雪のには、込め方から違ったけど。





ケーキは、桃のタルト。

八人で分けても余る量が有った。





僕と雪だけで食べきれたかな?

雪、意外と食べる人?





一口。





みずみずしい桃─

あっさりとしたカスタードクリーム─

しっとりと、しかし、しっかりと焼かれたタルト─





やさしい香が─

さわやかな甘みが─

芳ばしい歯応えが─





─口の中に広がった。

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