17歳の遺書
『もしもし、美帆ちゃん。
ゆうくんが倒れたの.....。』



なんで?どうして?
不安でいっぱいになる。あんなに元気だったのに、3ヶ月は大丈夫なんじゃないの?





『幸い貧血だったんだけど…寝不足も…………かさなっ……もしもし美帆ちゃん?』



電話も全然頭に入ってこなかった。




すぐ行きます!と返事をして電話をきった。










もうすっかり暗くなった道を走る。




ガラガラ......
ゆうっっ!先生が振り向いた。





『貧血だから、命に別条はないよ。だけど寝不足も重なって……相当疲れてたみたい。』







あぁ良かった。
ゆうのすやすやと眠る顔をみて安心する。本当に良かった。








家に帰ろうかと思ったがあのさみしい家に戻るのは気が引けて、先生に頼んで病院に泊まらせてもらった。





ゆうの手は温かくてあれだけ冷たくなった心をすぐに溶かしてくれた。
あと10日後に、ゆうがいなくなってしまうかもしれないなんて、





全然信じられなかった。
信じたくもなかった。





< 30 / 181 >

この作品をシェア

pagetop