17歳の遺書
優太side





悠希達と別れた後、俺たちはカラオケに行ったり、ゲーセンに行ったりいろんなところに行った。




俺にとっては全部が初めてで、
美帆はどれもはしゃいでた。





美帆が撮りたいと言ったプリクラも、
やりたいと言ったホッケーも、全部が全部楽しかった。





ゲーセンを出るとき美帆が言った。
『また来ようね。』






俺は何も返事が出来なかった。
無神経に、約束なんてできない。

だって、俺にはもう残りすくない命しか、残っていない。





『ゆうっっ行くよ!』



ぼーっとしていた俺の手をつないで美帆が歩き出す。





『明日は体育祭だねー。』

とびきりの笑顔で笑う美帆に俺も笑いかける。

『うん。頑張れよ。』



『ちゃんと見ててよ。応援してて。』



『めっちゃ見ててやるよ。』



『期待してる。』
ふふっと笑う美帆が可愛すぎて、
握った手に力を込める。




美帆は今日は、色々連れまわしちゃったし、病院まで送ると言って聞かなかった。


男のくせに、弱っちいな、道行く人にそんな感じで見られてるような気がして、
恥ずかしくてたまらなかった。





....しばらく歩いて、やっと病院につく。



『やっぱ送るわ。『いいから、いいから、ちゃんと体休めてね。おやすみ。
また明日ね。』



と言って走り去って行ってしまった。
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