17歳の遺書
もう美帆はいないのに、
ずっと美帆の影を、あたたかさを探してしまう。
『美帆.....』
呼びかけた声は冷たい道に響くだけだった。
どうせなら、美帆の記憶から全部消えてしまいたい。
こんなにも辛いのに、
こんなにも愛しいのに、
それ以上に苦しい。
美帆の中の俺が弱いまま終わるのが、美帆の中に俺がいなくなるのがこわい。
もうこれ以上苦しめたくないのに、どこかで覚えていて欲しいと思う自分がいて、それがまた苦しい。
俺のことをいつか忘れて、もう二度と思い出さなくなる時が来るかと思うと、それが死ぬことよりも辛くて。
俺はそんな現実を受け入れたくなくて、
ベットに入り、すぐに眠りについた。