秘密な約束〜強気彼氏の悪魔な選択!?〜
「本気。だけどお前俺に何にも言わねぇし…。嬉しくないんかなと思った」


私は体を起こし、心配性な光城に背中を支えられた。


「私、正直怖かった。光城に言って光城が少しでも嫌な顔したり…困ったりしたら…怖くて…言えなかった」



今までの悩みを打ち明けていくうちに涙が込み上げ、流れ落ちる。


光城は、優しい顔をしながら私の頭を撫でてくれた。


「俺は嫌になったり、困ったりしないから、これからは安心して何でも話せよ」


「…はい」


心地良い光城の大きな手に安心して返事をした。



「…あっ!点滴もう終わるな。ナースコールで呼べよ」



光城に言われ、枕元にあるナースコールを押した。










「美優!?」


病室にお母さんが青い顔をしてやってきた。



「お母さん!これから仕事じゃないの?」



「まぁね…それより栄養失調だって?ビックリしたわよ!」



光城がお母さんに丸椅子を引いて出してくれる。



「あら!光城君来てくれてたの?」



「こんにちわ!夜お仕事ですか?」



光城があまり見せない爽やかな笑顔で母親を見る。






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