秘密な約束〜強気彼氏の悪魔な選択!?〜
「そうなの!休めなくて…点滴も外れたから帰れるのよね?」



困った顔をして考え込む母親。




「一人で大丈夫だよ…」


「俺の家に暫く泊めても良いですか?」



えぇ?とっ…泊まる?

ご飯だけじゃないの?



「良いの?」


母親の顔が少し明るくなる。



良いの?じゃないし!普通拒否るだろっ…。



「さっき親には了解を得たんで大丈夫ですよ」



言葉遣いの変わりようにゾッとする。



「そう?じゃあお願いしようかしら…美優、迷惑かけんじゃないわよ?」



「かける訳無いじゃん、かけられる方だよ」



「何言ってんの?馬鹿な娘でごめんなさいねっ」



光城に頭を下げて病室を出て行く母親を見届け帰り仕度を始める。


と言ってもボサボサになった髪の毛を光城に直してもらい、体操着から制服に着替える程度。



病室から出て会計を済ませ、タクシーで光城の家に向かう。



「…ねぇ、何で夕飯ご馳走になるだけから泊まるに変わっちゃったの?」


車中で私が光城に聞く。





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