秘密な約束〜強気彼氏の悪魔な選択！？〜

「さっき点滴外してる時に親に電話して飯の事頼んだら、何か知らねぇけど『泊まらせなさい』とか言われた」



「マジ？何か怖い…」



今度はストレスで倒れそう…。



「怖くねぇよ。…変わった人かも…」



「…やっぱり私家帰ろうかな…」



「はっ？絶対駄目！」



絶対って…。
何か子供みたい…。



可笑しくて笑っていると光城が小声で「あーうぜぇ」と言っていた。













「着きましたよ！3500円になります」



光城が財布からお金を払いタクシーから出て、私も後に続く。



「…豪邸だ」



レンガ調の建物で周りを高い塀で囲っているので中があまり見えない。

所々に防犯カメラが付いていて、ガレージの中に何台もの高級車が止まっている。



すっ…凄い…。


思わず息を飲む。



「突っ立ってないで早く行くぞ！」



私の鞄を持っている光城が振り返り私に顎で命令する。



はぁ…、帰りたい…。


極度の緊張をしたまま門を通った。










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