秘密な約束〜強気彼氏の悪魔な選択!?〜
「しっ…しないの?」


不安顔な美優はベッドから下りて立ち上がった俺を見る。


「餓死寸前の女抱く程欲求不満じゃないんで」


ニカっと笑う光城を見て、私はホッとした様に「失礼な!」とプリプリしながら、いつもの様に怒り出した。



「腹が減っては戦は出来ぬってな!何か下から持ってくるから待っとけ」



そう言うと部屋から出てってしまった。



一人になった私は椅子にかけたブレザーから携帯を取り出す。



学校に居る時はサイレントにしているので、そのままだったのを思い出し解除しようと携帯を開く。



あっ!
マネージャーの小林さんから着信5件も来てる…。


急用かな?


そう思い、履歴から発信ボタンを押す。


3コールぐらいで小林さんが出たと思うと、凄い剣幕で、

「美優!あんた今何してんの?光…HIKARUと一緒なの?」


えっ…名古屋にいるのバレた?


「あっ…あの…」


本当の事を話して良いのか分からずアタフタしていると、光城が部屋のドアを開けて入ってきた。



「ワリィ、何も無いわ…買いに行く?…って、電話?」



ヤバイ…バットタイミング…。


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