秘密な約束〜強気彼氏の悪魔な選択!?〜
「いるわね…代わって頂戴」
小林さんの低い声が脳に響く。
「はい」と小さく返事をして携帯を光城に向ける。
「誰?」
あっけな顔で聞く光城。
「お姉さん…」
誰からか分かった瞬間、眉を潜め、私から携帯を取り耳にあてた。
「由紀姉?…うん…あぁ」
私に背を向け部屋から出て行く。
幸せだった気分が一気に奈落の底に突き落とされた気分に変わる。
光城が社長に黙って姿を消して私に会う為に名古屋に帰って来ていただなんて、良く考えたらイケない事なんだよね?
分かってたけど、分かりたく無かった。
会いに来てくれた事に関してはとても嬉しかったんだから……。
数分経って、またドアを開けて光城が部屋に入ってきた。
「お姉さん、なんだって?」
「俺の事務所のババァが、お前の事務所に電話して由紀姉が美優にかけただけだと。俺のマネが名古屋に迎えに来るみてぇだから、それまでゆっくりしようぜ」
フッと笑みを浮かべてジーパンのポケットから携帯を取り、不在着信を確認している。
「うお!全部ババァとマネだ…」
.
小林さんの低い声が脳に響く。
「はい」と小さく返事をして携帯を光城に向ける。
「誰?」
あっけな顔で聞く光城。
「お姉さん…」
誰からか分かった瞬間、眉を潜め、私から携帯を取り耳にあてた。
「由紀姉?…うん…あぁ」
私に背を向け部屋から出て行く。
幸せだった気分が一気に奈落の底に突き落とされた気分に変わる。
光城が社長に黙って姿を消して私に会う為に名古屋に帰って来ていただなんて、良く考えたらイケない事なんだよね?
分かってたけど、分かりたく無かった。
会いに来てくれた事に関してはとても嬉しかったんだから……。
数分経って、またドアを開けて光城が部屋に入ってきた。
「お姉さん、なんだって?」
「俺の事務所のババァが、お前の事務所に電話して由紀姉が美優にかけただけだと。俺のマネが名古屋に迎えに来るみてぇだから、それまでゆっくりしようぜ」
フッと笑みを浮かべてジーパンのポケットから携帯を取り、不在着信を確認している。
「うお!全部ババァとマネだ…」
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