『土方大明神』


剣の使い方だってド素人…!!
そんなド素人相手になんでこんなめったうちしてきてるのかすらもわからない。

もうただくり出される刃先から逃げ回ることしかできないそんな俺をのなおも嘲笑ってくる。


…………………ん?? ちょっと待てよ‼


疲労困憊の頭にふとした疑問の声が響いた。


こんな瞬時にくり出される刀をよけている錯覚に見えなくもない…!!



いやでも、まさかそんなはずないよな?
だって俺…さっきから自分から動いてないっていうか動けない…!!
そんな余裕あるわけないし手向かえる腕なんてない…!!



< 125 / 129 >

この作品をシェア

pagetop