クールなキミとの恋模様


「うっせえんだよ!何も知らないくせに、ウダウダ言うなっての」



奈子がキッとそのギャル達を睨み付け、大きな声でそう叫んだ。



「はぁ!?てめえには関係ねぇだろうが!」



野崎さんがイライラしたように顔を真っ赤にしながら、奈子を睨み付けて反論する。



「関係あるし。友達が悪口言われてんのに、黙っておけるワケないでしょ」



奈子は至って冷静に淡々と言い返した。



「ふはっ!なにそれ!仲良しゴッコ!?今時、熱い友情なんて痛えんだけど!」



“ギャハハハハ”



野崎さんが嘲笑ったのをきっかけに、他の人にもそれが伝染していく。


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