クールなキミとの恋模様
「はぁ」
放課後、誰もいなくなった後の教室に戻って来た。
オレンジ色の夕陽が窓から射し込んで、昼間とはまた違った教室の雰囲気に見惚れてしまう。
しばらくボーッとしていると
「遅えよ」
背後から無愛想な声が聞こえた。
え……?
後ろから声がして振り返ったあたしは、ドアに寄りかかりながらダルそうに立つ爽を見て唖然とする。
「な、なんで……いるの?」
待たせるのは悪いから、先に帰ってって言ったのに。
オレンジの夕陽に照らされて幻想的なせいか、いつもよりドキドキしちゃう。
「なんでって……待ってたからに決まってんだろ」