王太子殿下の溺愛遊戯~ロマンス小説にトリップしたら、たっぷり愛されました~
「俺が独占欲の強い男だって、知ってんだろ。妬かせんな」
稀斗の大きな手のひらが剥き出しの肩に触れ、形のいい唇を押し当てられる。
それは肌の上を滑り、ふたつの膨らみの間を彷徨って、そこに所有の印を残した。
「んっ……」
「これは今のぶん、仕返しな」
朱い花を見ていたずらに笑った稀斗に、今ですら彼に参っているはずの瑛莉菜の心臓は盛大に撃ち抜かれ、もうささやかな抵抗すらできなかった。
「好きだよ、瑛莉菜。がんばりやで、しっかり者で、そのくせ危なっかしくて、たまらなくかわいい。無防備なとこも、お前がダメって思うとこも、ずっと俺にだけ見せてて」
ビクビクと身体を震わせる彼女の耳元で囁きながら、稀斗の手は容赦なく瑛莉菜を溺れさせる。
内腿をなで上げ、足を開かされて、そこに稀斗の身体が割り込んでくると、瑛莉菜は堪らず腕を伸ばして彼を引き寄せた。
彼を決して離さないように、ぎゅーっとしがみつく。
「私も、大好き。稀斗だけが好き。だから、ずっと、私のことだけ見ててほし……」
消え入りそうなほど震える声を紡ぐ唇に、稀斗が唇を重ねて、瑛莉菜の想いを吸い取る。
深い深いそのキスに、ふたりはどこまでも酔いしれるのだった。