神様修行はじめます! 其の四

そして我に返って声を荒げた。


「な、なんだとぉ!?」


「子どもを殺したのは、まぎれもなく大ウツボ。なのに当のウツボを差し置いて、無実のしま子を殺害すれば事は済むと?」


「う・・・」


「それは、不条理。いかにも納得するわけにはいかない」


反論に詰まった戌亥が、彼を憎々しげに睨みつけた。


あくまでも平常な態度のままの門川君とは、まるで好対照。

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