フェイント王子たち
「だけど、甥っ子くんも、友達が出来たら毎日は家で食べなくなるだろうね」
「だけど、食費の大半を私が直接姉ちゃんから振り込んでもらう事になってるから、お金がないと外には食べに出れないかもね」
「さすが母。考えるね」
「ケチなだけだけどね」
「でもま、落ち着いたら遊びに行くね。甥っ子くん、紹介してよ」
「いいけど、美沙の恋愛対象にはなんないと思うよ」
「わかんないよ〜、8歳下なんて、射程圏内じゃない?」