フェイント王子たち
「で、昭次さんの方は?」
って、美沙。もしかして、昭次さんが小説家って事も知ってたりして。
「昭次さんの本業の事」
「本業?」
「うん。何だか知ってる?」
「って、事はバーテンダーは本業じゃないんだ?」
って、事は、知らないなぁ。よし、よし。
「実はね、昭次さん、小説家なんだって」
「小説家ぁ?」
うん、うん。いいリアクションだ。
「そうなんだって。しかも、書いてるのは、ハードボイルド」