フェイント王子たち

「意外といい奥さんになるタイプかもしれませんよ」

って、悪い顔で大吾が川合を見る。もう、大吾の奴、『意外と』以外の言葉知らないんじゃないの?

「口うるさそうだけどな」

と、顔色を変えないまま答える川合。

「だから、知らないだけなんだって」

「何を?」

「…乙女な私を」

「………気持ち悪っ」

…デジャヴュか。

「あっ、いや、知ってる、知ってる」

って、川合。

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