フェイント王子たち
「…よかった。ありがとう」
「こちらこそ。宜しくお願いします」
あ〜、何だろこの満たされていく感じ…。もう既に幸せにしてもらってるんだぁ、きっと。
「こうやって向き合ってると、なんだか、照れるね」
って、ハニカミながら昭次さん。確かに。急に何話していいかわかんなくなっちゃった。
「そういえば、マスターなかなか来られませんね」
って言ったちょうどその時、店のドアが開いてマスターが顔を覗かせた。