フェイント王子たち

「…よかった。ありがとう」

「こちらこそ。宜しくお願いします」

あ〜、何だろこの満たされていく感じ…。もう既に幸せにしてもらってるんだぁ、きっと。

「こうやって向き合ってると、なんだか、照れるね」

って、ハニカミながら昭次さん。確かに。急に何話していいかわかんなくなっちゃった。

「そういえば、マスターなかなか来られませんね」

って言ったちょうどその時、店のドアが開いてマスターが顔を覗かせた。

< 637 / 643 >

この作品をシェア

pagetop