【完】キミと生きた証
「ちーちゃん、いい彼氏でよかったね。あんなんでめちゃくちゃ喜んでたよね!」


「・・・うんっ。仁奈ちゃんにも喜んでたのわかった?」


「わかるよー!”アノ”瞬くんのほっこり顔とかレアなんじゃないの?」


「・・・そうかも!」



二人でくすくすと笑って、もう一度課題に戻った。


あたしの携帯には『SYUN』が居る。




「ちーちゃん、明日の誕生日、楽しみだね。」


「うん。」


「おめでとう。ちーちゃん。」




明日で17歳になる。




きっと、きっと。


今年も生きてみせる。




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