【完】キミと生きた証
「お父さんだって・・心臓病で・・・死んじゃったじゃん。お母さん、ひとりで寂しくないの・・・?」



生きるって信じて、結局だめで。


あんなに泣いてたじゃん・・・。




「寂しいよ。でもちーちゃんがいる。」



・・・だから・・・。



「・・・っ。あたしが死んだら、どうするの・・・っ!」




「ちーちゃんは死なない!!」




お母さんが叫んだ。



涙を両目からぼたぼたと流しては腕で拭ってる。






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