黒愛−2nd love−
 


生徒会の雑魚メンバーからは、
嫌みを言われる日々が続いていた。




「どこまで調査が進んでいるのかな?

まさか、何も掴んでいないとは言わないよな?」



「庶民は無能じゃないと言ったのは黒田さんですもの。

もうすぐクロアイの正体を掴むに違いありませんわ。

それにしても、少々時間が掛かっているようですが?」




「雑魚のくせに……」

そう心で呟き、唇を噛む。



言い返せなくなってしまい、
ものすごく不愉快だった。



最近は心の中にモヤモヤした物が溜まり、溜息をつきたくなる。



気持ちがスッキリしない理由は、
他にもあった。



先月から叶多くんが実家の春成家に呼ばれて、

黒塗りのベンツに乗り、頻繁に帰るようになっていた。



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