黒愛−2nd love−
ニヤリと笑い、人垣に紛れて私も呟いた。
「ちゃんと調べることが出来ないなんて、生徒会って無能だネ」
非難の言葉は、桜子の耳にしっかり届いていた。
こけしみたいな顔が真っ赤になり、怒り出した。
「失礼な!この件は、生活指導部長の私が責任を持って調べます!
生徒会は無能ではありませんっ!」
シーンと静まり返るカフェテラス前は、妙な雰囲気に包まれていた。
桜子が怒りながら去って行くと、生徒達はまた賑やかに、ウワサ話に花を咲かせる。
私は笑い出したい気持ちを、
精一杯抑えていた。
“私が責任を持って調べる”
だって。
そうしてもらえると、筋書通りに進んでとっても助かる。
さて次は、仕上げに入ろうか。
桜子には悲鳴を上げて、生徒会役員の座から転落してもらわないとネ――