Task Force-特別任務部隊-
「敵のRPGにプレッシャーをかけろ!架橋戦車がやられたら、全員で向こう岸まで泳ぐ事になるぞ!」

マクナイトがM16A2の弾倉を装填しながら言う。

当然敵も、タスクフォースをこちらに渡らせたくない。

RPGで架橋戦車を破壊しようとする。

それらを優先的に排除するマットとジェフ。

銃撃が止んだ隙に手榴弾を投擲し、まとめて敵を排除する。

対岸に何発か手榴弾を投げ込むと、爆発が敵兵を吹き飛ばすのが見えた。

白煙の尾を引いて飛び交うRPG。

爆発と銃声で、耳がおかしくなりそうだった。

破壊されて途切れた橋の上で、敵兵が架橋戦車を狙っているのが見えた。

「任せろ!」

ジェフがM4カービンを構えるが。

「どけ、お前には任せられん!」

相変わらずのデルタ嫌いなのか。

マクナイトがジェフを押し退け、敵兵に向かって発砲する。

しかし射撃は敵兵を掠めるのみ。

すかさず撃ったジェフが、マクナイトの狙ったであろう敵兵を撃ち抜き、橋梁から落下させた。

「行きましょう、中佐」

「っ…」

マクナイトは苦々しくジェフを睨んだ。

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