Task Force-特別任務部隊-
階段を駆け下り、奥へと入っていくマット達。

その途中。

「!」

右足のない少年兵が、片足で飛び跳ねながら通路を逃げていくのが見えた。

彼も敵兵か?

銃を持っている。

しかし逃走している限り、既に戦意はないようだ。

撃つべきか、撃たざるべきか。

一瞬判断に迷うマットに。

「見逃してやってくれないか」

背後から声。

「!!」

咄嗟にマットが振り向くと。

「アイツは未来のデュラハンメンバー候補なんでな」

戦術自衛隊員二名と、黒いバンダナの男が立っていた。













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