下僕お断り!
ああ。
分かってしまった、この痛いくらいの、胸の疼きの意味を。
起きたら月花がいなくて、どうせ帰ったんだろって下駄箱にむかったら、呼び出し上みたいな手紙がつっこんであって。
手紙を全部読む前に、気が付いたら駆け出していた。
真っ白な頭の中、ただひたすらに体育倉庫に向かって足を動かして。
腕を縛られてふとももを撫でまわされて髪を触られてた月花を見て、こみ上げたのは。
頭が強く殴られたような衝撃と、冷えていくような怒りと、悲しくなるくらいの怯えがごちゃまぜになって心から溢れた。