下僕お断り!

―四ツ谷月花SIDE―

「なんか嫌なやつだけど、でも悪人ではないっす」

そう言い終えると、あたりに気まずい空気がたちこめた。



・・・は!


私は何を言ってるんだ・・・。

ここに居る人たちは、少なからず矢吹にうらみを抱いてるんだよね。



「や、偉そうなこといってすみませんでした」

ぼそぼそ謝る。


チッと赤髪先輩が舌打ちをした。
ひぃ・・・・・・!



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