貴方を好きでいさせて下さい
第1章 片想いの君

突然ですが、私には好きな人がいます。




「おはよう!綾香〜」





「おはよう、桜(さくら)」





その人は、大人しい人で





「オッス〜、祐哉」





「…おはよう」






無愛想たけど、優しい人。





「……」





「お、綾香さんや。祐哉を見てましたが、気になるですかね〜」






「なっ‼︎ち、違うよ⁉︎///」





そう、私の好きな人は祐哉君。田中 祐哉なのだ。






「またまた〜、頬が赤いですよ?綾香さん」






桜はニヤニヤしながら、こちらを見る。







「う、うるさい!///ほら、行くよ!」






「あ、待ってよ〜。桜〜」






確かに、私は祐哉君が好きだよ?でも、あまり話さないし、彼女がいるのかすら知らないし…






「ごめんってば〜。やり過ぎたよ〜」






「桜なんか、しらない!」






「ごめん〜、どうか、許して?ね?」






「うっ」






桜めっ…そんな顔されたら、許さなきゃいけないと思ってしまうことを分かってて言ってるな‼︎
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