不機嫌なアルバトロス

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「おはよーございます」


会社に着き、制服に着替える。


「あぁーら、おはよう。今日は少し遅いわね?また朝帰りかしら?お盛んねぇ。」



隣の隣の隣にあるロッカーで先に支度を整えた茶色いふわふわパーマの女が、私を見てクスリと笑った。




嫌味なお局女め。


あんたの化粧は塗り壁みたいなんだよ。


影で言われてんの知ってっか。



「いえいえ、椿井(つばい)さんと一緒になるなんて、私もたるんでいますね」



心の中であっかんべーをしつつ、にこりと笑って言ってやる。



「それはどういうことかしら?」



バタン。


音をたててロッカーを閉めると、きちんと椿井に向き直る。



「大先輩である椿井さんよりも早く来なければといつも思っているのに来れなかった私自身への反省ですよー。」



申し訳なさそうに言えば、目の前のお局はまんざらでもない顔をする。



「あら、良い心掛けね。」



ばーか。



顔に満面の笑みを貼り付けて、心の声を大にして叫んだ。
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