不機嫌なアルバトロス
「そっかー。そういうわけなら仕方ないかー。駅から反対の新しく出来たカフェ飯に行こうかなってリサーチしてたんだけど。また今度にする!」
「え、いいよ。行ってきなよ、誰かいるでしょ。」
憲子は私と違って、色んな人たちと仲が良い。
私は、皆さんご存知のようにアホウドリですから、毛嫌いされている。
要は、男好きってことだからね。
「や・だ!花音と行くの!決めたの!だから今日は社食に行くー。社員証、見つかるといいね!ご飯ちゃんと食べなよ!?じゃ、早く行かないとランチ良いやつ売り切れちゃうから行くねー!」
ばいばーいと、可愛らしく手を振って、憲子はオフィスを後にした。
人の良い憲子に申し訳ない。
「さて、と。電話してみよっかな」
大体が出払って、がらんとしたオフィス。
一人で呟くと、私は電話に手を掛ける。
その時。
RRRRRRRRRRR
「わっ!?」