不機嫌なアルバトロス
尽くしてくれる男、かぁ。
でも、でもさ。
「顔とか、背の高さとかルックスは?お金どのくらい持ってるかとか、良い時計してる、とか。どれくらい美味しい店知ってるかとか…」
「そーいうのが花音の中の良い男なの?」
「…違うの?」
同い年なのに、何故か自分よりも憲子の考えの方がしっかりしていて正しいように思える私は、素直に憲子の指示を仰ぐ。
「違うっていうか…そーいう男ってのは、良い男なんじゃなくて、女慣れしてるって言うのよ。顔が良いなら尚更ね。」
そっか。
目から鱗。
確かに。
中堀さんは、女慣れしていそうなタイプだ。
自分が格好良いのをわかってるし。
気配りも歩調の速さも抜群だった。
でも、でもさ。
「顔とか、背の高さとかルックスは?お金どのくらい持ってるかとか、良い時計してる、とか。どれくらい美味しい店知ってるかとか…」
「そーいうのが花音の中の良い男なの?」
「…違うの?」
同い年なのに、何故か自分よりも憲子の考えの方がしっかりしていて正しいように思える私は、素直に憲子の指示を仰ぐ。
「違うっていうか…そーいう男ってのは、良い男なんじゃなくて、女慣れしてるって言うのよ。顔が良いなら尚更ね。」
そっか。
目から鱗。
確かに。
中堀さんは、女慣れしていそうなタイプだ。
自分が格好良いのをわかってるし。
気配りも歩調の速さも抜群だった。