またあなたに初恋します

「とも!ねえ、ともったら!」

「ああ、うん」

「よかったじゃない!沖君と優子ならお似合いだよ」

「やめてよ、恥ずかしいじゃない」

「優子、顔超赤いよ!」

「もう、ともったら」

本当は今にでも泣き出しそうだった、心の何処かで沖君は優子からの告白を断ると思っていたから。

でもこれでわかった、沖君は手紙のこともう忘れているのだと。

私は沖君の運命の人じゃなかったってこと。

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