またあなたに初恋します
「お!友美、もう風邪大丈夫みたいだな」
教室に入ると真っ先に慎吾が声をかけてくれた。
「ご心配をおかけしました。」
お辞儀をしながら、答える。
「まったく、慎吾ったらともがいない間ずっと心配して、大丈夫かな〜、大丈夫かな〜ばっかりだったんだから」
「ばか!よけいなこと言うなよ優子」
「ありがと、慎吾」
「おう・・・」
すると廊下側から
「あ!中村さんもう風邪治ったんだね。」
沖君がすぐ後ろにいた
「うん・・、もう大丈夫」
「おはよ!沖君」
「おはよ、ゆう」
思わずどきっとした、私が呼ばれたわけじゃないのに・・
「ゆう、寝癖ついてる」
「え?本当だ、なおしてくる!ついてきてとも」
「うん、わかった」
2人の会話を聞いてると胸がズキズキしていたい。