またあなたに初恋します
なんとか熱も下がり学校に行けるようになったのは3日たってから。
「ふう〜、よし平熱!お母さん学校行ってきます〜」
そう言って家を出ると家の前で優子が待っていてくれた。
「優子じゃない!おはよ、どうしたの?」
「ともを待ってたに決まってんじゃん」
「そっか、ありがと!」
「まったく、ともが3日も休むから部活大変だったんだからね」
「ごめん、ごめん、その分今日からまた頑張りますから」
「お願いしますね」
2人は笑いながら歩いていた。
「それと・・、沖君とのことなんだけど」
おそらく優子が待っていてくれたのはこれを報告したかったから
「うん・・」
「わたし、沖君と付き合うことになりました」
「え?」
「ともに電話した次の日、告白したら いいよって言われたの」
頭の中がまっしろになっていた、優子の声もほとんど聞こえてこない。