Betrayer-ビトレイヤー-~嘘に包まれた気高き彼女~



「あ、そういえばさー」


うまそうにストローでジュースをすする翔雨。


「今日帰る前にねー、明日菜と会った!亮と同じクラスとかまじびっくりしたよ!なんですぐ教えてくれな・・・」


「あいつの話はすんじゃねえ」


翔雨の言葉を途中で遮り、オレは立ち上がった


「亮・・・?」


そんなオレを不思議そうに見てくる。




なんでこいつは・・・


こんな平然と、あっけらかんとしていられるんだ・・・?


まさか、明日菜がオレたちにしたことを忘れたんじゃねえだろうな?


「お前・・・明日菜を憎んでねえのかよ?」


「へ?どうして?」


どうしてって・・・


「あいつは・・・オレたち『昇龍』を裏切ったんだぞ?」








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