届かぬ声を、君に。




はぁ……、私も行くか。



私は、制服を脱いで私服に着替えると、コートを着て家を出た。



「さ……寒っ……」



外は、凍えるような寒さ。


あぁ………外に出るの、嫌になってきた。



でも、行かないわけにいかないから私はしぶしぶ歩き始めた。



駅まで、歩いて十五分。




私は腕をさすりながら駅まで向かった。




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