守ってダーリン!
久しぶりの職場は、客人で訪れるような感覚で、どこか落ち着かなくてそわそわする。

スタッフには迷惑をかけてしまったし、久々の仕事に対する緊張感だって、もちろんある。

申し訳なさと不安でドキドキする心を抑えながら、深呼吸をひとつすると、「おはようございます」と言って「7 luxe」のドアを開けた。

「おー。倉木さん。」

「里佳ちゃん、やっと来たねー。」

厨房の中から、スタッフがひょこひょこと顔を出す。

「すみません、長くお休みいただいて・・・ありがとうございました。」

そう言ってみんなにお詫びをすると、「大変だったねー」と言って、いつも通りの笑顔で、復帰した私を迎えてくれた。

その懐かしい雰囲気に、心の重みが軽くなる。


(こういう雰囲気は、本当にありがたいな。)


オーナーの二人はもちろんだけど。

スタッフみんなが築き上げてくれた、温かい環境。

私はここで働けることに、改めて感謝してしまう。

仕事は忘れてないか、ちゃんと動くことが出来るだろうかと、心配していた私だけれど、お客さんが来店すると、身体が覚えていたのか、自然と手足が動いていた。

「きつかったらキッチンの手伝いでいいよ」と、伊佐子さんは言ってくれたけど、どんどんやる気が出てきた私は、張り切ってホール内を動き回った。

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