守ってダーリン!
「・・・そう思って、いいのかな・・・。」

「うん。もちろんだよ。

後輩の奴らは、冷やかしたから怒っちゃったとは言ってたけど・・・。

里佳ちゃんに怒ってるなんてことは、絶対ない!

絶対にないし・・・待ってると思うよ、里佳ちゃんのこと。」

「・・・そう、かな・・・。」

「うん。本当に、あの日から目に見えて元気ないんだよ。

意外と単純だなって、オレはひそかに笑っちゃったけど。」

「ええっ!?」


(笑っちゃったって・・・。)


「あ、市谷さんには内緒だよ。怒られるから。

でも、本当に元気ないんだ。だから・・・できれば行ってあげて。」

最後に真剣な口調になった龍平くんの言葉が、私の心をぐらりと揺らす。

私が行くことで、市谷さんは元気になってくれるのだろうか。

それなら、もちろんうれしい。

うれしいけど・・・。


(いいのかな。)


いろいろな憶測をしては、気持ちに迷いが生じるけれど。

私自身、会いたいという気持ちは、十分溢れているわけで。

「うん。・・・じゃあ、明日行ってみる。」

悩んだ末決意した私は、龍平くんにそう約束をした。









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