守ってダーリン!
その日、市谷さんの家からそのまま職場に向かった私は、仕事が終わると、一日ぶりに自分のマンションへ戻ってきた。

鍵を開けてドアを開くと、部屋の明かりが外に漏れた。


(お姉ちゃん、もう帰って来てるんだ。)


「ただいまー。」

リビングに向かって声をかけると、食事中らしいお姉ちゃんは、モグモグと口を動かしながらひょっこり顔をのぞかせた。

「あー、帰ってきたなー。この、朝帰り娘!・・・じゃないか、夕帰り娘っ!」

ゴクンと何かを飲み込んで、にやにやしながら姉が言う。

「泊まってくるのはいいけどさ。メールくらいしなさいよ。

返信もないし。心配するでしょう。」

「あっ・・・ごめん!ちょっと、バタバタしてて・・・。」

「・・・ぷっ!バタバタって・・・。市谷さんのところにいたんでしょう?

そんなに取り込んでたのかあ。」

お姉ちゃんは、手を口に当てて笑い出す。

「ちょっ・・・!ちが・・・そういう意味じゃないよ!」

「はいはい。」

私の言葉を軽く受け流すと、お姉ちゃんは立ち上がって玄関の方へとやってきた。


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