守ってダーリン!
腰をかがめて挨拶すると、男の子は満面の笑みで「うん!」と頷く。

「あ・・・えっと、お名前はなんていうのかな?」

「僕が翔(かける)で、あっちが陸(りく)。」

「かけるくんとりくくんか。私は倉木里佳です。」

私の自己紹介に、一瞬ポカンとする翔くんだけど。

「りかちゃん!」

「りかちゃん!!」

すぐに弟の陸くんも加わって、私の名前を呼びながら、突然部屋中をぐるぐると走り出した。


(うう・・・なんだこの子たち・・・かわいい・・・。)


普段子供に接する機会のない私は、無邪気な彼らにたちまち心をつかまれる。


(母性本能ってやつかしら・・・。)


そんなことを考えていると、陸くんが私の手をぎゅっと握った。

「あそぼ。」

小さくて柔らかい手。

かわいくてかわいくて、私は笑顔で返事する。

「うん!いいよ。」

陸くんに促され、リビングの一角にあるキッズスペースに正座する。

「見て見てー!これ、幼稚園で作ったの!」

翔くんは、牛乳パックで作ったロボットを、私に「えへん!」と見せてくれた。

「わー!かっこいい!自分で作ったの?」
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