守ってダーリン!
「わ・・・!かわいい!!やっぱり、ちゃんとリボンがつくと違いますね。

前もかわいかったけど・・・かなりかわいさ増してます!」

私は、鏡越しのドレスに感動して、思わず興奮してしまう。

「でしょう?我ながらいい出来だなと思って」

そう言って、聡美さんも満足そうに頷く。

「じゃあ、髪の毛もちょっと直しちゃうね」

お姉ちゃんが髪を整えてくれる間、私はせっせとメイクを直す。

身支度が整った私は、直くんのいる部屋に行くと、「どうかな?」と言って彼の前に進み出た。

「・・・ああ。うん、いいな。よく似合ってる」

振り向いた直くんが、私を見つめて目を細める。

「・・・ほんと?」

「ああ」

「直くんも、よく似合ってるよ」

「・・・そうか」

二人でお互いを褒め合っていると、「ゴホン!」という大きな咳払いが聞こえた。

はっとしてお姉ちゃんたちを見ると、ニヤニヤしながら私と直くんを見つめていた。


(はっ・・・!思わず、二人の世界に浸ってしまった・・・!)


恥ずかしさを誤魔化すように、私は直くんから一歩後ろに距離を取る。

「仲が良くてなによりだけど。

そろそろ行こっか。カズくんも、ホテルに着いたみたい」
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