守ってダーリン!
「やめとけ。あの子、ずいぶん若いだろ。高校生じゃないのか」

直くんの言葉に、私は「いえ」と会話を繋ぐ。

「大学生ですけど・・・あ、成人式の話してたので、ハタチは越えてますよ」

「じゃあ、全然オッケーじゃないですか!」

岡本さんはキラーン!と目を輝かせる。

けれど。

「ダメだ。オレが許さない」

そう言うと、直くんは近くにいた別の後輩男性に、「連れて行け」と言って岡本さんを指さした。

「了解!」と返事をしたその男性は、岡本さんの腕を取り、ずるずると床を引きずっていく。

「えーっ!市谷さーーーん・・・!」

悲しそうな岡本さんの声が、どんどん遠くなっていく。


(ちょっとかわいそうだったかな・・・)


「付き合うかどうかは別として、紹介ぐらいしてあげればよかったかな」

私がポツリと呟くと、直くんは「いや」と言ってため息をつく。

「これ以上、知り合い同士のカップルとか面倒だから。

しかも桐島と岡本だぞ。最悪だ」

心底嫌そうな表情で、直くんはそう呟いた。


(うーん・・・まあ、直くんはそういうの嫌いそうだよね・・・)
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