いろはにほへと
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普段なら、新幹線から降りて、総武快速に乗り換え、家路に着く。



しかし、学生は夏休み真っ只中で、その上今日は日曜日で、天気も晴れとくれば、当然車内は満員には程遠いにしても、それなりに混雑しているだろうと予想できた。



駅中のショッピングモールも人でごった返している。




「タクシーに乗りましょう。」




早川さんが、きびきびと人ごみを掻き分けて歩き、その後ろをトモハルと私が続く。




「いやー、ひなのの実家とか…緊張するなぁ。」



相変わらず怪しげな格好のトモハルが、もごもごと呟いた。



こんなに怪しいのに。




「まずいな…」




早川さんが平静を装いながらも、思わず呟いてしまう程に。




「ねぇ…あれってハルじゃない?」


「嘘!マジ!?きゃー!そうかも!前にいるのもマネージャーっぽいし。」


「え、じゃ、あの後ろのちっさいの、何?」




道行く人に気付かれ始めている、トモハル。




「このままじゃ、駅が大変なことになる。」




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