元殺し屋と、殺し屋~anotherstory~
☆澪鵺side☆
いきなり目の前で紅羽が倒れ、俺は急いで紅羽の頭を持ち上げた。
「どうしたんだぁ玉置ぃ!!」
やけにハイテンションな先生が紅羽を呼ぶ。
うるせぇな。
耳キンキンするわ。
「紅羽はボクが連れて行きます。
先生、2組へ行って俺らが遅れることを伝えてくれませんか?」
「はぁ?何で俺が。自分で行けば良いだろう?」
「お願いします、先生」
微量の殺気を出すと、先生は怖気づいたらしく、「お・・・おぅ」などと頼りなく頷くと俺らのクラスがある方向へ向かって行った。
情けねぇな。
俺は紅羽を持ち上げると、保健室へ向かった。
が、保健室の先生は不在。
こんな時にいねぇなんて。
役に立たねぇ先生だな。
俺は迷った末、人通りの少ない裏庭へ連れて行くことにした。
本当は屋上が良いけど・・・鍵閉まっているし。
仕方ねぇな。