元殺し屋と、殺し屋~anotherstory~









☆澪鵺side☆





いきなり目の前で紅羽が倒れ、俺は急いで紅羽の頭を持ち上げた。




「どうしたんだぁ玉置ぃ!!」




やけにハイテンションな先生が紅羽を呼ぶ。

うるせぇな。

耳キンキンするわ。




「紅羽はボクが連れて行きます。
先生、2組へ行って俺らが遅れることを伝えてくれませんか?」

「はぁ?何で俺が。自分で行けば良いだろう?」

「お願いします、先生」



微量の殺気を出すと、先生は怖気づいたらしく、「お・・・おぅ」などと頼りなく頷くと俺らのクラスがある方向へ向かって行った。

情けねぇな。




俺は紅羽を持ち上げると、保健室へ向かった。

が、保健室の先生は不在。

こんな時にいねぇなんて。

役に立たねぇ先生だな。




俺は迷った末、人通りの少ない裏庭へ連れて行くことにした。

本当は屋上が良いけど・・・鍵閉まっているし。

仕方ねぇな。








< 230 / 283 >

この作品をシェア

pagetop