元殺し屋と、殺し屋~anotherstory~







それからも、

あたしは自分を認めてくれない男を刺し続けた。

繁華街にいるのは、化粧の濃い女だけ。

あたしは女にも同じことを聞いた。

本物の可愛さ美しさを手に入れるためには、同性からも人気な必要があるわ。




同じことを聞いた。

ミンナミンナ・・・妹ヲ選ンダ。

ダカラ、刺シタ。

殺シテアゲタ。





「お姉様・・・?」




憎き声が聞こえ、あたしは振り向く。

呆然と妹が立っていた。

あたしを見てから、血の付いた包丁を見た。

目を見開いた。




「何しているのお姉様!
もしかして、最近話題になっている繁華街での連続殺人事件の犯人って、お姉様!?」

「・・・だって皆、あたしよりアンタが可愛いって言うもの」




でも目の前の妹は全然違う。

あたしを馬鹿にしていたあの頃の面影はない。



目の下は隈だらけ。

綺麗だった頬も、こけて、小学6年生には見えない。











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