元殺し屋と、殺し屋~anotherstory~
すると倉片先輩が笑いだした。
「そんな小さなナイフで勝てると思っているの!?」
倉片先輩はあの大きな包丁を持っている。
あれが武器か。
確かにあの大きな包丁と比べれば、勝てるはずないと誰でも思う。
でもねこのナイフ。
大切なモノなのよ・・・?
笑い終えた倉片先輩は、サッと迫ってきた。
早いけど、これぐらいなら避けられる。
私は急いで避け、倉片先輩の後ろに回る。
そして脇腹に刺した。
「ウッ・・・」
小さく呻いたけど、倉片先輩はすぐに体制を持ちなおし、包丁をおろしてくる。
再び避ける。
後ろに行ったのに気が付いた先輩が、包丁で私のナイフの行く手を阻む。
私はすぐさま行く手を阻まれたナイフを持つ手ではない方の手を、脇腹へ当てる。
その手にはナイフがあったので、再び刺さる。
「アッ・・・!」
同じところ2回は、さすがにマズかったか?