元殺し屋と、殺し屋~anotherstory~








「倉片先輩殺し屋女王だそうですね」

「ええ」

「なら、私と対決しませんか?」

「え?玉置さんと?」

「私も実は殺し屋なんです。
今は辞めて、普通の女子高生ですが」

「あらそうなの?
小松恭真クンと同じなのね」

「ええ」

「良いわよ」

「もし私が勝ったら、澪鵺と付き合うのやめてもらえますか?
澪鵺は私の彼氏なんで」

「じゃ、あたしが勝ったら、カンちゃんくれる?」

「勝ったらですけどね」

「あたしは殺し屋ランキング10位よ。
簡単に負けるはずないわ」

「じゃ、始めましょうか」

「紅羽っ!」




澪鵺が私を止める。




「止めないで澪鵺。
私今怒っているの。
澪鵺を傷つけた罪は、大きいんだから」

「紅羽・・・。
俺は紅羽を応援するからな」

「ありがとう澪鵺。
でも私が負けるはずないでしょ?」

「・・・ああ!」




私が持っていたケースから取り出したのは、2つの小さなナイフ。

これが私の武器。

本当は拳銃だけど、音が響いて通報されたら困るから。

今回はナイフで行く。








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