電波ジャック~ハロー・ラバー~
屋上に一人残された相田。
俺は声をかけるべきか迷う。
けど声をかけるってことは、聞かれたくなかっただろう別れ話を、しっかり聞いてしまったと暗に伝えるわけで……。
迷っている内に、俺の頬を一筋の汗が流れる。
相田は俯いているのだろうか。少し首に角度をつけた体勢のまま、動かない。
俺は声をかけるべきか迷う。
ふいに、相田の手が自分の眼鏡に伸びた。
まずい。直感がそう告げる。
眼鏡を外すと、制服のポケットからハンカチを取りだし、目元を何回か押さえた。
俺の頭に、「=泣いている」という公式が勝手に成り立ってしまった。
声をかけたい。
俺の頭にはそれしか浮かばず、気付けばハシゴに手を伸ばしていた。
屋上のコンクリートに足が着くと、相田の姿がない。
声をかけたい。
それしか頭にない俺は、慌てて扉を開けた。
「相田!」
彼女はもう四階に降りていて、教室のある三階へ足を伸ばそうとしていた。
俺は声をかけるべきか迷う。
けど声をかけるってことは、聞かれたくなかっただろう別れ話を、しっかり聞いてしまったと暗に伝えるわけで……。
迷っている内に、俺の頬を一筋の汗が流れる。
相田は俯いているのだろうか。少し首に角度をつけた体勢のまま、動かない。
俺は声をかけるべきか迷う。
ふいに、相田の手が自分の眼鏡に伸びた。
まずい。直感がそう告げる。
眼鏡を外すと、制服のポケットからハンカチを取りだし、目元を何回か押さえた。
俺の頭に、「=泣いている」という公式が勝手に成り立ってしまった。
声をかけたい。
俺の頭にはそれしか浮かばず、気付けばハシゴに手を伸ばしていた。
屋上のコンクリートに足が着くと、相田の姿がない。
声をかけたい。
それしか頭にない俺は、慌てて扉を開けた。
「相田!」
彼女はもう四階に降りていて、教室のある三階へ足を伸ばそうとしていた。