スイートプリンスの恋の魔法 ~愛しきビタープリンセス~
敬語と砕けた言葉がごちゃ混ぜの口調で言うと、湖柚の頬が一瞬で真っ赤に染まる。


「へっ!?もう1回!?ム、ムリだよ…!恥ずかしいもん!」


ブンブンと手を降って拒否る湖柚に、とりあえずさっきのは幻聴ではないと分かった。


でも…恥ずかしいって……


「恥ずかしいなら、なんで今言ってくれたんだよ」


「そ、それは勢いというか……さっき村星君がああ言ってくれなかったら、私固まるだけで何も出来なかったと思うから…ちゃんと感謝の念?みたいなものを伝えなきゃと思って………」


俯きながらも弁明する湖柚の頬は、驚く程赤い。
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